2015年6月18日木曜日

アイカツ! ユニットカップ編に足りなかったもの

 アイカツ3rdシーズンというかユニットカップ編について長文を書いていたけど、ふと冷静になって下書きに保存した。個人的にとてももやもやしたエピソードだったんだけど、話数的には9話分でしかないし、3rdシーズン自体はまだもう1クール残っているから、全部終わってからでいいかなあと。

 しいていうならユニットカップに足りなかったのは、2ndシーズンの"パートナーズカップ"から"トゥインクルスターカップ"へ繋がる流れに全部詰まっているのかなと。

 とはいってもユニットカップ編にも良い所はちゃんとあって、ひなき・珠璃の「幼馴染」という設定を掘り下げてくれているし、1stシーズンでイマイチ活かしきれなかったいちごとさくらの関係性(トレーナー制)を再回収してくれた結果がダンディバやスキップス回だったりもするので、全部が悪いわけではないんですよね。

 ただユニットカップ編は「楽屋レポート」の下りもそうだけど、主要キャラ達の全体図を描く(あるいは登場させる)ことに終始した結果、ユニットごとの掘り下げはできたけど、そのユニットを支える他の仲間達という関係性を描くのを損なってしまったかなという印象を受けた。
 例えば件の2ndシーズンでいうと、いちごとセイラが2WingSを結成した際、ユニットとして力を発揮できたのは二人の力によるところが大きいけど、実際はそれをプロデューサーポジションとして支えるあおい・きいの存在があったわけで。
 今週の話が特にそうだけど、あかり達を追う全員、みたいな構図よりはあかりとスミレ、ひなきという構図での絡みとか見たかったなというもやもや感でございます。ダンディヴァのステージを見てのあかりの反応とかもやってほしかったですなぁ。
 多分全員登場させないといけない分、そういった描写が薄くなってしまっているんだと思うんですが、やっぱ3rdシーズンはまだまだあかり・スミレ・ひなき・珠璃の話を掘り下げてほしい。

 そして何故全員登場させないといけないかというと、やはりアイカツ8を含む筐体版との絡み、つまり大人の事情が大きくなってしまっているんだろうなあ。ユウちゃんの扱いが雑という感想もありそうですが、どちらかというと「何とか隙間にユウちゃんの存在を出そうとした結果」に見える。スタッフ陣も色々頑張っているんじゃないかな。

 でも最後の大空あかりでうるっと来てしまったので、このやきもきしているところも含めてアイカツの楽しみ方感ある。次回からは新エピソードとなるわけだし、監督を信じろ!

 あれ、結局書こうと思っていた断片部分を吐きだしてしまったな。まあいいか!
 でも3rdシーズンは「あかりの話」というよりは「全体の群像劇」として話を広げ始めたところがあるので、最終的にどう着地するかでこの辺の印象も変わりそうだとは思っていますよ。2ndシーズンのドリアカも道中と、ハッピィクレッシェンドを見た後では全然変わりましたし。
 なので来週に期待だ! ドリアカも出るぞ!