2014年9月22日月曜日

『感想:Destiny』

 βで遊んだ時から「製品版もやろう!」と心に決めていたDestinyですが、予定通り発売日に買いまして、現在もプレイしております。Bungieのゲームが元々好きだった、というのもありますが、FPSでMMO風のオンライン専用ゲームを出す、という試みが興味深かったのが一番の理由かな。

 まず言えるのは、資金を注ぎ込んだ絢爛な宣伝に触れない方が楽しめるということ。良くも悪くもDestinyの前評判・プロモーションは派手に作られているので、ゲームとのギャップが生まれてかえってノイズになる恐れがあるんですよね。
 明け透けな言い方をすれば「FPS版Warframe」のような感覚で遊んでいると、独特な中毒性に目覚めて気楽な時間泥棒になってくる。あとフレンドがいる方が盛り上がるかな。今後はもうアップデートで何処までボリュームを出してくれるかの勝負という感じで。

 ゲームの流れとか細かい感想は下記に。


 オンライン専用ということで、MMORPG的な紹介をされていることが多いDestinyですが、ゲームの基本はMO的だと感じました。プレイヤーはタワーと呼ばれる都市を拠点に、地球・月・金星・火星といった各種惑星へ向かってミッションを受注する。この流れは特にMOですね。
 受けられるミッションには一般的なFPS感覚で進むストーリーミッション、Co-op前提で強力なボスと戦うストライクミッション、純粋な対人戦のクルーシブル等があります。ストーリーは概ねソロでもクリア可能、ただパーティの方が楽だよ、ぐらいのバランスですね。
 ストライクは自動マッチングも備わっている辺り、3人プレイ推奨だと思います。

 もっとも、実際にプレイするフィールドでは、他のプレイヤーも普通に行動しているのが特徴。
 パーティの結成、ミッションの受注はMO的、現地に飛んでからはMMO的、という感じでしょうか。そこからミッションに関わる施設等に入るとシームレスにインスタンスダンジョンへ移行するわけですね。
 一応現地で野良パーティを組むこともできますし、MO、MMOの良い所取りをしてFPSに落とし込んでいるゲームかな。遭遇するプレイヤーも回線等の環境をマッチング条件として、十数名程度に抑えられていますから、一般的なネトゲと違って過密になりすぎることも、過疎になりすぎることもなく、緩やかなオンライン感を形成しているかなと。
 各フィールドを探索する為のモードもあるので、結構巧くやってるなーと感じました。

 一方で。
 現時点では良くも悪くもスッキリ纏まりすぎている傾向があります。ストーリーミッションのボリュームは御世辞にも多いとはいえませんし、その内容も『Halo』ほど濃密というわけではなく、どちらかといえばNPCのナレーションを聴くだけのフレーバーイベントに近いと思います。
 Bungie.netというポータルサイトで設定を補完できますけど、それもやはりフレーバーテキストですし。ただネトゲとしてのテンポを損なうストーリーをやられても、それはそれで辛いので、今のところはこれで良いんじゃないかな、とも。

 また、メニュー画面もシンプルかつ明快なデザインにしているせいか、逆に不親切になってしまっている部分もあるかな。システム上は野良パーティを組めるものの、交流手段がボイスチャット・ジェスチャーしかないので、どのミッションを受けるのか、どれだけ遊ぶのか、といった相談をゲーム内で行うことができません。全員がボイチャ使うわけでもないですし。

 まぁそこでテキストチャットが必要か、というと個人的には無くても問題ないと思いますが(ミッション中は打つ暇もないので)、せめてパーティ募集用の環境は欲しい気がしましたね。自動でパーティを結成してくれるストライクミッションはともかく、ストーリーやデイリー・ウィークリーに関してはフレンドが前提になってしまっていますから、わりとしんどいと思います。
 一応Bungie.netでプレイヤー間の交流はできますが、そこだけというのも微妙な話でして。

 そういった部分を考えると、最初にも書いたように「良くも悪くもアップデート次第」という感想に落ち着くのかな。でも遊ぶ環境があって、興味も持ってくれているなら今から遊んでほしい気はします。荒削りながらも、期待が持てる初期だけの面白さがありますよ。