2014年2月2日日曜日

『Karous -The Beast of Re:Eden-:初見感想』

 『マイルストーン』という、個人的に好きだったSTG会社があったんですけども、まー色々な諸事情が絡んだ結果、会社としての活動は停止となっていました(この辺はWikipediaとかに載ってますが)
 その後、マイルストーンのサウンドチームであった「k.h.d.n」を筆頭に、一部スタッフは別会社に移籍となり、『Sakura Flamingo Laboratory』という新規ブランドとして再スタート。この度、「カラスBOR」として新作を発売するに至ったわけです。

 と、そんな前置きはさておき、あの「カラス」の新作だよ!
 移植じゃなくて新作だよ! ヤッター! じわじわプレイしているよ!

 というわけで「カラスBOR」の初見感想です。
 個人的には十二分に楽しんでいる本作ですが、様々な特徴が好き嫌いを大きく分ける要因にもなっており、ファン補正が無いと厳しいんじゃないか、という印象を受ける新作になっています。もっともマイルストーン作品自体、良くも悪くも人を選ぶ作風なので、「らしい」といえば「らしい」のかな?

 細かなゲーム概要はリンク先の公式サイトでも見れますが、今作は一般的なSTGとは違い、膨大な数のミッションをコツコツクリアしていき、スコア(=経験値)を稼いで自機を育成していくという、コンパクトなゲームになっています。
 ミッションにはそれぞれ「敵をX体倒せ」「アイテムをX個回収しろ」といったクリア目標が設定されており、制限時間以内にそれを満たすように行動する、という流れになっています。その為、プレイ時間も一ミッションあたり一分前後で済むようになっているわけです。
 ミッションも一画面内を動き回って敵を倒していくプレイ感覚ですし、「イルベロ」の鍵面を彷彿とさせますね。

 最初こそ「いやいやいやコンパクトすぎるだろう?!」と思いましたが、手軽にトライアンドエラーができるのと、装備育成・収集を繰り返していくうちにスルメ的に面白くなってきました。何ていうか地球防衛軍2を初めて遊んだ時の中毒性に似ている。
 序盤はサクサク進むんですが、クリア目標が徐々に難しくなっていきますし、何よりボスの攻略パターンを構築する為、何度もコンティニューしていく様は正しくSTGなんですよね。普通なら地続きになっていたステージを、細かくミッションとして分割しているに過ぎない。
 そういう意味では、これはこれで快適に試行錯誤できるんじゃないかなあ、と思います。

 BGMを筆頭とした雰囲気も「カラス」になってますし、ファンとしては凄く楽しいですよ、ハイ。
 今3面の13ミッションを攻略しているところですけど、新しい武器が増えていき、ステージごとにカスタマイズできるようになってからが本番かな。もしプレイする機会があれば、1面のボスまでやってみてください。時間もそんな取らないですし、遊びやすいSTGっすよ、マジで!