2013年12月7日土曜日

Starboundを遊んでみたよ

 というわけで、開発中という情報が出て以来、気になっていた『Starbound』が発売されました。
 サンドボックス型の横スクロールアクションとして発売された『Terraria』の続編ですね。
 続編といっても、スタッフが共通しているというだけで、ゲームの方向性としてはまた違う形になっています。
 Terrariaと同じく横スクロールアクションで、回収した素材を使ってハウジングやアイテム作成をする点は共通していますが、実際に遊んでみると大分違うゲームにしてきたな、という印象を持ちました。最大の違いは世界観ですね。Terrariaはファンタジー……というと、また違うような気がしますが、木材や各種鉱石、魔力といった原始的な技術からマジックアイテムまでを扱うゲームでした。
 ここは度々比較される『Minecraft』の影響もあったのかなと思います。

初プレイ時に行き当たった惑星。大地が汚染されてるマン。

 一方『Starbound』は雰囲気を一新し、宇宙船に乗って銀河を移動し、未開惑星を探索するというSF的な仕上がりになっています。木材・鉱石等からコツコツ道具を作るのは変わりませんが、魚人型や植物型、はたまたロボット型と様々な星人と文明が存在しているため、原始的な文明から、機械技術を潤沢に使用した先進文明まで、惑星ごとにバリュエーション豊富な風景を楽しむことができます。
 この文明、友好的な住民もいるんですが、大体は容赦なく攻撃を仕掛けてくる『敵』であるため、プレイヤーは移動先の惑星を襲撃し、家具や素材などを回収して自分達の拠点に使用する、というローグライク的なプロセスが求められているような気がします。
 開始時は貧弱な技術しか持たなかった自分達が、右肩上がりでパワーアップしていく様は、スカベンジャーTRPG『墜落世界』を思い出しました。手当たり次第に入手したものを注ぎ込んでいくとカオスな拠点になっていく辺りも悪くない。

マルチで作った拠点。Human軍「U.S.C.M」の刑務所攻略後。

 そんなわけで『Terraria』よりも拠点を作成する楽しみは上がっていますし、「惑星を移動する」という体で様々なマップに移動できるのはイイですね。実際はその度に新しいエリアを生成しているのだと思いますが、『Terraria』は基本的に固定マップなゲームだったので面白みがあります。
 あと敵強いし、食糧無いと死ぬし、夜は火に当たってないと凍死してヤバイ。
 何かもう死ぬ要素しかない。でも楽しい。オラ、ツヨイブンメイオソウダ。

 とまあ、そんな感じのゲームです。14.99USDで絶賛発売中。
 公式サイトでも購入できるようですが、Steamでも発売されていますので、下手な手続きがいらないという意味ではそちらの方が良いかと思います。
 注意点としては、現在のバージョンは「BETA:STAGE1」であるということ。
 海外のゲームではよくある販売方式なのですが、実際にプレイヤーに遊んでもらいながらバグ報告・システム改善を行う初期段階となります。代わりに販売価格は、正式後の「定価」よりも安めに設定されていることが多いですね(Starboundの価格設定がそうなのかは解らないですが)
 安定するまで購入するのを待つか、後の正式版に貢献するため、あらゆる意味でフリーダムな初期バージョンから参加するか、みたいな選択になるかと思います。
 でも初期とは思えない面白さで時間が怖い!